新鋭短歌

新鋭短歌シリーズスタート

鈴木美紀子

尼崎 武

國森晴野
新鋭短歌シリーズ第4期応募は締め切らせていただきました

コンナコトキミダケデスと囁いた舌のうえにはいちまいの羊歯 2017.06.12

國森晴野

春ですね あなたのいない停車場にときどき水がたまっています 2017.06.09

尼崎 武

海からの風の付箋をはさみゆくTAKE FREEのひかりの冊子 2017.06.08

鈴木美紀子

楽隊は行ってしまった きんいろの拍手のなかを裸足であるく 2017.06.07

國森晴野

殴られたような気がして振り向くと花火が見える ビルのすきまから 2017.06.06

尼崎 武

幾たびもあなたの頰を拭ってた泣いているのはわたしなのにね 2017.06.05

鈴木美紀子

風向きをたしかめる手はおおきくて求めることは悼むことです 2017.06.02

國森晴野

見えないし形もないと思ってた愛そのものを抱っこしている 2017.06.01

尼崎 武

自販機に〈なまぬるい〉のボタン見つけたらわたしはきっと次の 段階 ステージ 2017.05.31

鈴木美紀子

さかさまに雲をながめる来世でも選んでくれたビールを飲むね 2017.05.30

國森晴野

ステージでライムライトを浴びているピアノのように決然と立つ 2017.05.29

尼崎 武

二人用の柩はないと知ったときあなたに少しやさしくなれる 2017.05.26

鈴木美紀子

ピクルスをざくりと嚙めばさらさらと天気雨です遠く在るひと 2017.05.25

國森晴野

用のない希望が胸に湧いてきてきみが生きてる限り苦しい 2017.05.24

尼崎 武

わたしたち、と言いかけたあと別々の通貨のようなことばを使う     2017.05.23

鈴木美紀子

不意打ちで大きな流れ星を見てただきれいだと三回思った 2017.05.19

尼崎 武

車いす押して海辺を歩きたい記憶喪失のあなたを乗せて 2017.05.18

鈴木美紀子

終わらせたこころをひとつD列の鳥卵標本箱におさめる 2017.05.17

國森晴野

自爆テロのニュース見ながら「きゅうきゅうしゃ」「ばす」と画面を指さす子ども 2017.05.16

尼崎 武

あわてなくても海は逃げないよってわらってる誰かの眠りの中のわたしは 2017.05.15

鈴木美紀子

ラインナップ