新鋭短歌

新鋭短歌シリーズスタート

水野葵以

上坂あゆ美

toron*

蜂蜜のうごきの鈍ささへ冬のよろこびとして眺めてをりぬ

笹井宏之 2013.10.02

ささい ひろゆき
1982年8月1日  佐賀県西松浦郡有田町泉山に生まれる。
2004年     短歌を作りはじめる。
2005年10月   連作「数えてゆけば会えます」で第四回歌葉新人賞を受賞。
2007年1月   未来短歌会に入会。加藤治郎に師事。同年度、未来賞受賞。
2008年1月25日 第一歌集『ひとさらい』(Book Park)刊行。
2009年1月24日 自宅にて永眠。
2011年1月24日 『えーえんとくちから 笹井宏之作品集』(PARCO出版)、 第一歌集『ひとさらい』、第二歌集『てんとろり』(ともに書肆侃侃房)刊行。
ブログ「些細」 http://sasai.blog27.fc2.com/

新鋭短歌シリーズ4

八月のフルート奏者

「佐賀新聞」に託した愛する世界

この世と、この世ならざる者との間で生じる思案を、言葉の音楽に変えていった青年の本心が、どの歌にもじっくりと座っている。

東 直子(解説より)


佐賀新聞読者文芸欄2004年10月~2009年2月掲載の全歌と新たに発見された歌を含む395首を収蔵。

四六判/並製/168ページ 定価:本体1700円+税
ISBN978-4-86385-118-4

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