新鋭短歌

新鋭短歌シリーズスタート

水野葵以

上坂あゆ美

toron*

階段を転がるように降りていく枯れ葉は風の靴であること

土岐友浩 2015.08.06

とき・ともひろ
1982年8月、愛知生まれ。歌人、精神科医。京都大学在学時に「京大短歌」に入会し作歌をはじめる。2009年、瀬戸夏子、服部真里子、平岡直子、望月裕二郎、吉岡太朗の5人と同人誌「町」を立ち上げる。同誌は2011年に歌集『町』を発表し、解散。2013年より同人誌「一角」を個人発行している。2015年、連作 “WALK ALONE” 30首が第26回歌壇賞候補作品に選ばれる。

新鋭短歌シリーズ22

Bootleg

あの街で、生きていたこと。今、ここにいること。

不在の人の気配が、あたたかな充足にかわっていく。ささやかな日常が、新鮮な情景となってよみがえる。

東 直子(解説より)

四六版/並製/144ページ 定価:本体1700円+税
ISBN978-4-86385-185-6

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